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2011-05

アニーの新たな苦悩 - 2011.05.20 Fri

日によっては少々汗ばむ初夏の陽気となり
アウトドアーで過ごすのも時間帯によって少々
しんどくなった来ました。
それでも朝夕のワンズのお散歩の時間は気温がほど良く
気持ちが良いですね~


PAP_0042_convert_20110519130643.jpg


こんな良い時期もほんのわずかしかなくて残念

ヴィクターは相変わらず絶好調で
毎日よくはしゃぎ、良く走り、良く食べ、そしてもちろん、しっかり出しています・・・
ハイテンションで張り切って散歩に出ることが多いので
最近は必ず途中、公園で水を飲んで給水タイムを取るのが日課となって来ました。
喉が渇くんだね


アニーも共に色々なところに連れて行ってやりたいのに
今はとてもそのような状態でなく、どことなくブルーな日々を過ごしています。
相変わらず左後肢の軽い跛行はなくならない上
左前肢までもが調子悪くなり、目だった跛行を見せるようになりました。

ケージレストをさせ、安静を保つようにしているのだが
未だ治らないため娘に頼んで大学病院の整形外科の予約を入れたもらいました。

アニーの手術した肢の経過が思わしくないことが
気にかかっていて、いつかは大学付属病院できっちりと精密検査を
してもらわなければ、と考えていたのだが
場所が埼玉県の住まいからは遠~い病院なのでなかなか後一歩踏み出せずにいました。

が、今回は思い切って行かなければダメなような気がして
意を決して連れて行くことにしました。


幸い、直ぐに予約を入れてもらえて17日に
100回位自分に気合を入れて(気合だ~~~
長い道のりをアニーと共に車を走らせて行きました。


初めて走る道
それも混雑する時間帯に混雑する方角へ向かっていくのだから
1週間前からどのルートを走るか下調べを念入りにし(したつもり)、
ネットで調べた地図を12枚にわたってプリントアウトし、蛍光マーカーやらペンやらで
色とりどりに印をつけたりして事前準備は完璧!

東京都に向かうドライブは
緊張の連続でしたが2時間半かかって到着した時には
なんだか凄い達成感のような物を感じてしまいました

ちょっと大袈裟ですかね?


PAP_0043_convert_20110519130817.jpg



10時の予約で整形外科の先生のアニーへの問診が行われ
様々な検査のため、そのまま預けることに

1時ごろに検査結果のお話が出来るのでは?と聞かされていたが
結局、呼ばれたのは4時を軽く過ぎた時間になってしまい待ちくたびれたこと・・・


これで結果が心配することがない!なんて事であれば全ての疲れも吹っ飛ぶのに
そんなに甘い物では無かった。


心配していた歩行時の左肢への負重の弱さが
はっきりと検査結果で出ました。
こちらの医療センターにしかない特別に作られた測定装置で行った検査で、歩行時に
4本のそれぞれの肢が地面に対して垂直に掛かる力(負重機能)が測定されました。



CIMG2682_convert_20110519130748.jpg



表で見ると
アニーの体重に対して負重の割合が
RF右前肢が107% LF左前肢が92% RR右後肢が62% LR左後肢が52% 
と、前後肢ともに右側と比較して左側の負重が弱い結果となりました。
正常ならば前肢で100~120%、後肢で60~70%
となるそうなのでアニーの場合は左右の前後肢には
偏った負担がかかっている事が明らかです。

先ず、手術した左後肢を触診、“前方引き出し試験”や“脛骨圧迫試験”をした結果
共に陽性、つまり、判りやすく言うと、膝関節に力が加わった時にわずかに
動いてしまう(ずれる?)そうです。正常な状態では起こらないそうですが
だからといって手術自体が失敗だったわけではなく、問題なく行われている、
と、安心して良いのかどうか理解に困る説明をされました。
そして歩行時に起こるわずかなクリック音は
手術した時には異常のなかったはずの半月板の
損傷の疑いが強いと言われました。

確定的な診断を得るためには関節鏡検査(関節の内視鏡検査)で調べるしかなく、
来月中旬頃に検査をすることになりました。


次に、痛がってかばう左前肢はレントゲン写真と触診の結果
肘関節形成不全により関節の炎症が起きている可能性が指摘されました。
こちらも普通のX線写真だけでは確定できない難しい診断で、後日CT検査をした上で
もし一部の骨の破片が遊離している場合は手術で取り除いて痛みを取ることになりました。


手術した肢の問題はある程度覚悟していたものの
前肢の問題は肩の故障によるものだとばかり思い込んでいたので大変なショックでした。

肘が悪かったなんて・・・


股関節形成不全は良く耳にする疾患だけど肘関節形成不全もそれと同じくらい
大型犬で発症率が高い整形外科疾患の一つだそうです。

知らなかった・・・

発症原因は遺伝的素因の関連性が強く疑われているが不明で
発症してしまうと年齢と共に二次的に発症する関節炎の進行を完全に抑えることは
不可能で、動物の生活の質を著しく低下させる疾患と認識する必要があると言われました。

アニーはまだ6歳になったばかりなのに・・・
まだまだ元気はつらつで一杯いろいろな遊びが楽しめる年齢のはずなのに・・・
もし、この診断が確定的となればアニーとの今後の過ごし方を
見直す必要が出てきます


関節炎は進行して行くのか・・・



泣けてきそうなところ必死でこらえました。

あと、股関節の簡単なX線写真では今のところ大きな問題は起こっていないが
決してパーフェクトの状態ではないので加齢と共に気をつけなければならない
とも言われました。


検査結果が予想を上回る悪さに
平静さを保つことで必死でしたが
頭の中はショックで真っ白の状態でした

今後注意していかねばならないのは
問題を抱えている肢だけでなく大きな負担がかかっている反対側の右側の肢
にも充分気を配るよう言われました。
そして直ぐに3~4キロの大幅な減量を実施するようにも・・・


次回の関節鏡検査の日程は後日病院の方からの連絡待ちとなり
病院を後にしたのは夕方のラッシュ時を迎えた5時過ぎでした。
小雨が降ったり止んだりの中、運転中に眠くなることも無く、
色々なことを考えました。
肢を手術してからのリハビリがアニーに相当な無理を強いてしまっていた事。
後肢が不自由だった分リハビリで行っていたトロットに付いて行くのに必死で
前肢に無理な力が加わり、結果的に肘関節を一気に痛めてしまったのかと思うと
申し訳ない気持ちで一杯になります。

アニーよ・・・
判ってあげられなくてゴメンネ・・・


手術をした病院の事、ブリーダーの事

それぞれに対して色々な思いがこみ上げてくる。

でも、何事も最終的な判断を下したのは私自身で他人を責めるのは
違うなって・・・
その時はアニーにとってベストだと感じて取った手段が結果的に悪かったとしても
悪意があった訳ではない以上誰も責められないかな・・・?

あの時こうしていれば・・・、あの判断が・・・
などなど過ぎてしまったことをあれこれ悔んでもなんの解決にもならないので
前を向いて歩んでいくことのみを考えることにしたいと思います。

様々なことを自問自答しながらの長い帰宅への道でした。


朝7時半頃に自宅を出てからほぼ12時間後の7時過ぎに帰宅し、
長い長いお留守番に耐えたヴィクターはそれはそれは狂喜乱舞していました


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我慢してたんだからね


大変な一日を送った私へ、なんと、
ご近所のワンコ友達から嬉しい~たけのこご飯の差し入れをしていただきました
疲れて落ち込んだ私にパワーちゅうにゅう~

とても嬉しい優しさ・・・

ありがとう
そしてご馳走様でした



CIMG2677_convert_20110519130715.jpg
眠い・・・


長く辛い一日が終わりました・・・
お疲れ様でしたねアニー





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プロフィール

anvicママ

Author:anvicママ
埼玉県在住の関西人

WANSの紹介

ANNIE    2005年3月22日生まれ 英国系ラブラドールレトリバー 穏やかでとっても優しい エンジェルのような存在      VICTOR       埼玉県栗橋多頭飼い崩壊現場からやって来たミックス犬  年齢、犬種不詳  家族になった2009年9月4日を1歳の誕生日に決める  ナイーブで猫のような気まぐれBOYで笑いを提供してくれる存在

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